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震災11年目におもうこと
小春日和の穏やかな海。
わずか数分後には、街の景色が一変し
これまでの生活や自分の生命までが
一瞬にして失われてしまう。
そんな恐ろしい「まさか」が
現実に起き得ることなんだと思い知らされたあの日。
2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒
あれから11年。
忘れられる環境で暮らすひとたちと
終わらない現実の中でいまだ悲しみに向き合うひとたち。
歳月の重ね方には大きすぎる違いがある。
目に見える環境と、目に見えないこころの問題。
いまなお多くの課題が積み残されている現状。
あのころの子供たちは大人になり
故郷のあの日を想い、大切なことを伝えることを
使命とするひとも少なくない。
年とともに褪せることなく
いざという時に備える大切さを教えるために
自身の苦しい体験を伝えてくれている。
失われたすべてのかけがえのない輝きに
こころから哀悼の意を表します。
2022年3月11日
株式会社キビィズ 大江 康一郎
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